日本のフェラーリともいえる国産スーパーカーNSXの中古車市場は驚きの動向!

今回は日本のフェラーリとも言えるホンダNSXをご紹介します。ホンダNSXは今でも人気が高く話題となるモデルでありホンダのフラッグシップとも言えるモデル。今回は初代NSXのみならず2019年現在でも販売が継続されている2代目NSXについても解説していきます。初代と2代目の共通点や相違点、時代の進化がもたらした新しい日本のスーパーカーの魅力について迫っていきます。

初代ホンダNSX


出典元:ウィキメディア

ホンダNSX歴史のスタートは1990年。ホンダがF1参戦を機にホンダの代名詞となるスポーツモデルを持ちたいということから開発がスタートしました。オールアルミニウムボディ、ミッドシップに搭載されたエンジン、低く抑えられた車高、どっしりとした安定感のあるデザインはスーパースポーツカーそのものです。

全長4430mm全幅1810mm全高1170mm(タイプRとタイプSは全高1160mm)とワイドアンドローのスタイルではあるものの日本の道路でも扱いやすいサイズが特徴。2ドア2シーターのパッケージを採用したNSXの座席後方には3.0LのV6エンジンを搭載、トランスミッションはATとMTの2タイプをラインナップしていました。車両重量はATモデルで1390kg、MTモデルで1350kgとボディサイズに対して非常に軽量に仕上げられています。これもオールアルミニウムボディの恩恵と言えるでしょう。軽量ボディとホンダエンジン技術であるVTECの組み合わせによりパワフルかつ軽快な走りを手に入れたNSXは瞬く間にスーパーカーとしての地位を手に入れました。

実はこの初代NSXの開発にはF1ドライバーであり今でも伝説の人として知られ日本にもファンが多いアイルトン・セナが開発に携わっており走りはお墨付きといっても過言ではありません。開発にF1ドライバーを起用し世界中の道を走り込んだNSXはホンダの本気を感じる部分です。これほどにまでこだわりを持って開発されたNSXが当時の新車販売価格で約800万円というのは破格でした。しかし、当時の国産車として最高価格であったNSXはなかなか手に入れることができない高嶺の花でした。

1990年から販売が開始されたNSXは2006年に生産が終了。16年間にわたり製造販売されたにもかかわらず一度もフルモデルチェンジを行うことなく生産され続けたNSXは基本的なポテンシャルが非常に高く2019年現在でもスーパーカーとして通用するほど高い基本性能を備えているのです。

参考:国産スーパーカーNSX買取専門ページ!

特にモデル後半に販売されたNSXタイプRはホンダの走りに対するこだわりが色濃く反映されたモデルであり現在では当時の新車販売価格を上回る価格で取引されているケースもあるほどです。車両の状態により価格は異なるものの走る楽しさ、操る喜び、国産車としての安心感、スーパーカーを所有する満足感の全てを満たしてくれるモデルと言えるスーパーカーが初代ホンダNSXです。

2代目ホンダNSX


出典元:ウィキメディア

2016年、10年間に渡る沈黙を破り登場したスーパーカーが2代目ホンダNSX。2代目は時代の要請に合わせハイブリッドシステムを搭載したスーパーカーとして誕生しました。全長4490mm全幅1940mm全高1215mmと初代と比較するとひとまわり大きくなったボディではあるものの2ドア2シーターとミッドシップにエンジンを搭載するパッケージは初代から継承されています。

メカニズム面では大きな変化がありミッドシップに搭載されている3.5L V6ツインターボエンジンのみならずエンジンサポート用のモーター1基と前輪用に2基のモーターを搭載したハイブリッド四輪駆動システムを身につけています。これにより環境性能と走行安定性の向上を図ることに成功。ホンダらしいスポーティな走りとグランドツアラーとしての質感の高い走りを両立しています。

市販モデルのみならず2代目ホンダNSXはスーパーGTへ参戦することで基本的なポテンシャルの高さをレースの現場でも発揮しています。ホンダのスポーツモデルはレースと密接な関係があるのは初代からの伝統ということなのですね。

国産スーパーカーNSXを手に入れる


出典元:ウィキメディア

国産スーパーカーとして貴重なモデルであり、世界にも通用するポテンシャルを秘めた走りのホンダを象徴するNSX。新車で手に入れるのであれば2代目モデルになります。価格は2370万円〜と非常に高価ではありますがこの値段を出すだけの価値は十分にあります。その理由としては唯一の国産スーパーカーであり運動性能の高さを実現するミッドシップエンジンのパッケージング、ツインターボによるフラットトルクの伸びやかな加速にトルクフルなモーターを組み合わせた次世代パワートレインの採用、世界的に見てもハイブリッドスーパーカーはホンダNSXとBMW i8しかないということからも非常にレアなモデルであることは間違いありません。電動化が進む自動車業界ですが電動化の恩恵と従来のエンジンを回す楽しさの両面を味わうことができるのは今この時代しかないということができるからです。

一方、初代NSXは最新モデルと比較すると基本的なポテンシャルは低く見えてしまうかもしれませんがクルマを操る楽しさを存分に感じさせてくれます。さらにMTモデルであればドライバーの意思と直結した走りを味わうことができます。2代目ホンダNSXが登場して初代ホンダNSXが改めて注目されています。エンジンのホンダらしさを体感できる初代NSX、今だからこそ乗っておきたいモデルのひとつです。

ホンダの顔NSX

今回はホンダNSXについて解説してきました。初代NSXの生い立ち、2代目NSXの進歩を改めて見直してみるとNSXならではの共通点がありました。希少な国産スーパーカーであるホンダNSX。年次改良が加わり今なお進化し続けているハイブリッドスーパーカーNSX。スーパーカーといえば海外モデルが浮かんでくるかもしれませんが国産の最新鋭システムを搭載したスーパーカーがあるということを改めて教えてくれるモデルです。

[ライター/齊藤 優太]