スウェーデンが誇るスーパーカー「ケーニグセグ アゲーラ」の驚くべき性能とは?

スウェーデン発のスーパーカーメーカー

スーパーカーメーカーとして新しく世界の名だたるスーパーカーたちを凌駕するスーパーカーが1994年にスウェーデンで誕生したスーパーカーメーカー「ケーニグセグ」です。低く平べったいデザインはまさに「地を這うような車」と表現するにふさわしいほど車高が低く抑えられています。

そして、ケーニグセグの特徴ともいえるドアの開閉はケーニグセグが世界のスーパーカーを意識して作らたことが明確に見てとれる部分でもあります。今回はケーニグセグが世界中で話題となるきっかけになったスーパーマシン「アゲーラ」を特集していきます。

世界を驚かせたアゲーラのラインナップ


出典元:ウィキメディア

ケーニグセグが世界に知られるきっかけとなったアゲーラは2010年から製造が開始されました。翌年には多くの世界記録を樹立したアゲーラRがリリースされ、数々の世界記録を打ち立てスーパーカーとしてケーニグセグが世界に認められるきっかけとなりました。

その後もアゲーラS、世界25台限定のアゲーラRS、アゲーラRSをベースとして改良を施した世界限定3台のアゲーラRSR、アゲーラをベースとして究極のパフォーマンスを実現したOne:1などアゲーラは幅広いラインナップを展開すると同時に世界中のスーパーカーファンを驚かせ続けてきました。

ちなみに、世界限定3台のアゲーラRSRは3台すべてが日本で販売されたことでも話題になったモデルです。次の章ではケーニグセグアゲーラの詳細スペックについて紹介していきます。

参考:ケーニグセグ アゲーラ買取専門ページ!

ケーニグセグ アゲーラの詳細スペック


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ケーニグセグ アゲーラの基本情報です。全長4293mm全幅1996mm全高1120mmと全長が短くオーバーハングも短く背が低いワイドなスタイルが特徴的です。搭載されるエンジンは5.0L V8ツインターボエンジンで座席後方のミッドシップに搭載されています。軽量マテリアルを使用したフレームやボディパネルによって車両重量は1330kgとサイズからは想像できないほど軽量に仕上げられています。

V8ツインターボエンジンから絞り出されるパワーはベーシックなアゲーラで最高出力940PS最大トルク1000Nm、アゲーラRでは強化され最高出力1115PS最大トルク1200Nm、アゲーラSでは最高出力1030PS最大トルク1100Nm、アゲーラRSではOne:1の技術を利用し最高出力が1360PSにまで引き上げられています。

常識を覆すようなパワーを絞り出すエンジンと軽量なボディ、車高が低く空気抵抗を受けにくい形状によって高いポテンシャルとパフォーマンスを発揮します。アゲーラシリーズの最高時速はどのモデルであっても400km/hを超える世界最高峰の速度を出すことができます。

ケーニグセグのアイコンとなっているドアの開閉は一旦外側に開いた後、上に向かって回転しながら開く独特なドア開閉方式を採用しています。「ディヘドラル・シンクロ・へリックス・アクチュエーション・ドア(別名:ラプタードア)」と呼ばれる開閉方式はケーニグセグならではの特徴となっています。

特徴的なドアから室内に入り込むとスーパーカー定番のスポーツシートや運転に集中できる操縦席のような造形が与えられているインテリアが広がっていますが北欧車らしいどこか温かみを感じる質感が特徴です。

手に入れるのは難しいケーニグセグアゲーラ


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スーパーカーたちは少量生産でひとつのモデルを進化させていくことが多くあります。ケーニグセグアゲーラも例外ではなく、ベーシックのアゲーラからアゲーラRへバトンを渡し、アゲーラSへ進化、アゲーラをベースとしたハイパフォーマンスモデルOne:1を登場させ、One:1での技術を応用したアゲーラRSへと進化をしていきました。

それぞれのモデルの生産台数は1ケタ台のモデルが多く希少性が高いモデルばかりです。アゲーラの後を継ぐレゲーラが登場したことでアゲーラの歴史は静かに幕を閉じましたがアゲーラで作り上げたスーパーカーとしてのポジションは確実に後継モデルにも受け継がれ今後も絶えず進化し続けていくことでしょう。

ケーニグセグと日本の意外な関係

ケーニグセグにとって日本市場は非常に重要なマーケットとして捉えていることが限定モデルアゲーラRSR(世界限定3台ですべて日本市場で販売)の導入や日本法人を復活からさせていることからわかります。

ケーニグセグにとって日本は重要マーケットになりつつあるということ、日本国内にスーパーカーファンが多く存在していることがケーニグセグの動きを見ているとわかります。

現在も進化と成長を続けているスウェーデンのスーパーカーメーカーケーニグセグ。今後も目を話すことができない注目のメーカーです。

[ライター/齊藤 優太]